<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

[ - ]

一定期間更新がないため広告を表示しています

2017.02.02 Thursday  | 

長持ちする建築

提供 (有)岡田製作所 〒300-0501 茨城県稲敷市鳩崎881
TEL 029-892-6481 FAX 029-892-3377
釣具ガイド(クリスタルガイド SICガイド ハードガイド ステンレス2重巻きガイド、ミルドラム)、
(アンティークガイド、中通しガイド、石鯛ガイド、イソ、キスS環その他)
オクトパスリールシート。
方位磁石…レンズ付きコンパス、6色カラーコンパス他多数あります。
方位磁石用ピポット(V石)


「建築の必須要件」…木造軸組み工法の場合で大引き、根太を使い内断熱方式の場合です。土地は埋め立て地ではない事。

ツーバイフォウなどはもってのほかです、アメリカなどの砂漠に近い湿気の無い所にしか向きませんから。

1.床…必ず天然木を施行する、通気の悪い塗料は塗らない。之に依り全ての事が良い方向にまわる。床用ベニヤより手間は3倍ちょっとかかりますが。

2.基礎…フーチンから基礎の上面までは最低450ミリ、土上は300は必要です。これは設計上の寸法ですので、実際は土上は350、内部は330ぐらいです。猫板を入れる場合は3センチ高くなりますから、内部の土台上面までは4寸角だと、123+330=456ですから、ベタコンの場合立ち上げは450は有った方が良い。

布基礎には必ず風窓は(300×150)付けなくてはいけません、出来る限り付ける事。 

Fl000017この2個見えている風窓は3個にすべきです。              

たたき等の様に、風窓が余り付けられない時は、ねこを入れた方がよいが、床板が無垢板ならば入れなくても大丈夫、またベタコンの必要もない。但し中の基礎は通風を良くするように切欠きをきちんといれる。中の土は外より2〜5センチは高くすること、風窓と猫をつければ竹炭等の必要はない。防蟻剤の毒をカットするには有効ですが。

大引きと根太を檜にして防蟻剤を塗らないのと、塗って竹炭敷くのとどっちがよいか?計算しないと分からない。そもそもシロアリはカビを食べるそうなので、床下が蒸れなければカビは生えないのですから、うるさく言うのは金融公庫なんでしょうか、防蟻剤でなく防腐剤程度で十分だと思うのですが。

外壁はカラー鉄板か木摺りモルタルにした方が風通しが良い、石膏ボード系の外壁の場合万全を期して風窓と猫を入れるに越したことはない、猫を入れた場合風の通りを余り塞が無い様にする事。

Dscn3144 基礎の上塗りのモルタルが猫を塞いでしまう場合が有るので点検した方が良い、左官屋は案外無頓着です。水切はこの高さまでにする事ねこの通風を阻害してはならない。

高気密等と言って風窓を付けない建築屋は絶対やめた方が良い。

床の一部から換気システムで循環するから大丈夫と言うがカビや湿気を家全体にばらまくだけです、だまされてはならない。

3.床下断熱は、いらない、理由は夏は床下の涼しさの恩恵が邪魔される。冬は床下は暖かいものだし、リビングは絨毯を敷くのが普通なので。

リビングの床板は28ミリ厚の檜が最適で天然木は遠赤外線が出るので体の熱を奪わない。

断熱材を入れなくても床板が天然木ならばカビは生えないもんです。ベニヤはかびても根太はかびていません。

ベニヤを使った場合発砲スチロールを根太の間に嵌めればベニヤは保護されます、しかし床下が乾燥していない場合は湿気がこもって大引きなどに水分を含んでしまいますから、風通しは大切です。風通しが良ければ発砲スチロールを入れたければ入れても大丈夫です。

然し乍 呼吸する家とは言えなくなりますのと、ベニヤがキクイムシに食われるのを覚悟しなくてはなりません。

Dscn3498 床板をアピトンにしてあった場合は風通しが悪くてもまったくカビてません、工場リホームで述べた通りですベニヤにしてあれば大引きや束が湿気をたっぷり吸ってしまいベニヤも腐って終います。画像は30年経っていますがカビなどは0です。中の土は湿気ていますが、何でもありません。湿気る理由は外が5センチ位高くなってしまったからです。

4.土台は…ヒバが良いが床板が無垢板(集成材は駄目)ならば、目の詰んだ米栂を防腐剤を塗るだけで大丈夫。今はあんまり良い米栂が無いから米ヒバが安全です。

柱、大引き、根太、束を檜にすれば、防腐剤は塗る必要はない。大引きと根太を使用する方式は変えてはならない。工務店はコストを省く事しか考えてませんので色々大丈夫な事を云いますが、どうしても風通しの点で劣ります。

床下点検口は必ずつくることです。

今、流行の3階物入れ部屋は出来ればやめた方が良いその方が床下が高く取れ、一階天井裏にも入れる。

「次は風窓が無い場合」の床下はどうなるかの例です。

下は内部風窓です。ないよりまし。

Dscn3808

台所の基礎に外からの風窓が全く開いておらず

Dscn3824

半畳のたたきの所に風窓を明けたのですが出入り口のドアの上下を何時も開けておくことをしなかったので、下の画像の様に根太にカビが生えて来てます、薄いカビですがこんなことは初めてです。今後は出入りのドアの上下の通風は開けておくしかない、冬場は閉めるしかないので具合が悪いので丸穴を3か所程開けて貰おうとおもっている。

多分発砲スチロールが通気しないらしくこれを入れてない所は根太はカビてませんからやはり床下発砲スチロールは通気はしないと思う。根太のサイドが塞がれるので表面がカビたと推測する。通気の悪い場合は問題が有るのが分かった。

根太の表面に薄く茶色のカビが生えていた。下の画像がそうです。

Dscn3826

砲スチロールを外して見ると確かに床のベニヤは傷んでいませんが、それは発泡スチロールを入れてない所もかびていませんので。何れにしましても、自分としましては基礎の風窓は一件目に建てた家しか見てなく後は任してしまったのが間違いのもとですので、基礎は必ず目を通して隅々まで風が通るようにしなくてはならない。発砲スチロールについては、更に他の所も見て結論をだしていきたい。

Dscn3813

発砲スチロールを入れてない根太はカビが生えてません。但しここは床が高くなっている。

Dscn3814 ベニヤもかびてません。

2,011-8-29決死の覚悟で全てを点検した発砲スチロールを入れた所の根太もかびていません、風通しが良ければ問題が無い事も判明した。下の画像ここの床板は杉縁甲板です。発砲スチロールは17年経っても隙間が出来てずれ落ちたりしない事が分かった。断熱効果が有るかどうかは何とも言えない。

Dscn3820

決死 で潜ってほぼ全てを見た。

下は畳下の画像です、まったく問題は有りません。根太掛けを見れば分かると思いますが可なり上に上げてありますこれは床天井にしたため、床を高くできたのです。他の低いところも見ましたが風通しが良い所は大丈夫でした。台所はあまりにも風通しが悪過ぎです。

工務店でも設計家がいない場合は筋違も、良く図面の時にチェックしないと▽マークが左右を書き間違えてる場合が有りバランスが悪い建物になって終います許認可の方もチェックしてくれませんから。

Dscn3816

5.柱は…杉か米栂、檜はふろばに、集成材は使わない。

6.梁は…松か米松、杉、集成材は特に駄目。

7.棟木や母屋は…杉か米栂が普通だが、表しの場合本当は繋いでも檜が良い。端面は破風で被せるか銅を巻く。

8.垂木は…杉、米栂、松が使われるが、本当は檜に、すべきだ、屋根から腐るのは困る、軒など垂木を囲ってしまうときは、米栂か杉で十分.

9.屋根の下地は…必ず松のざら板、杉等の天然木にする、ベニヤは絶対に駄目ですから。

10.畳したも…必ず松か杉のざら板にする、ベニヤはもたないから駄目です。畳は藁床の昔の仕様にする事。

11.断熱材は…グラスウールかロックウール最低50ミリで十分効果はある、上下の端はビニールはオープンにしておく。下の端は床板までにする、土台の上に乗っけたりしない事。

◎最重要な事  日本の場合、夏の高温多湿が壁面内部に結露する逆転結露が問題でして、室内はエアコンで冷やされます。

一方壁内部は熱くなるので、熱い方に結露するのが原理です、ですからそうならない様に部屋の壁面の材料は、通気性又は調湿性のある材料を施行し、部屋の温度が壁面断熱材の内部側と同じになる様にしなくてはなりません。石膏ボード下地‐塗り壁か, 天然板張り、又は石膏ボードのみが最も安全です。

通気性のある材料は断熱材の室内側(防湿)と石膏ボード間の温度を部屋の温度と同じにします、此れは実地で検証済みです。石膏ボード下地、プラスター下塗り、京壁、等の仕上げ塗り壁、又は板張りで施行すればそうなります。

プリント合板等の様な塗料のかかった物や、ビニールクロスは通気しないので内壁と温度差が出来ますので結露します。外断熱で通気層を取ったとしても温度差は余計凄くなりますからビニールクロスの接着面が結露しまくります。

之で建築は短命になるのです、外断熱の通気層はビニールクロスの接着面の結露を防ぐのではなくその下地の板やボードの外側を通気しているにすぎないのです。

12.室内壁…石膏ボードは通気性があるので壁下地、として塗り壁、板張りに良く使われる、廃棄出来ないのでなるべく長持ちする建築にする必要がある。

   ローコストにするなら石膏ボードだけでも十分使える、湿気が壁の中に入って行くからだめだという方々が多いいがそんなことは全くの杞憂です。まして20ミリの板を打たなくては駄目ですと言う方がいますが、どうかしています。

ビニールクロスを張っては建築のすべてに悪影響をあたえるので、絶対にやらない事、ローコスト上、どうしても張るときは断熱材はいれないで、天井はソーラトンなどの通気するものを張る。外壁はカラー鉄板にする。これでもクーラーはバッチリ効きます。

石膏ボードに天然木を張るのが一番だが防火地域でなければ無垢板をじかに張るのが環境にも良い。

13.外壁は…木摺り下地モルタル下塗り、漆喰塗りがベスト。又はモルタルリシン掻き落とし。

  木繊セメント板下地、板張りも良い。窓下ならば、許可される。全部はどうか分からない。

  カラー鉄板断熱入りサイディング。又はカラー鉄板のみ釘はステンレスにしないと錆びる。板張りの方が耐久性はある。

14.押入れや納戸は…壁は漆喰か杉合決り、天井は杉合決り、床はもちろん無垢の天然木、例えば納戸は床、檜の縁甲板、壁は杉合決りで、天井はペンキ塗りベニヤでもだいじょうぶです、箪笥を置く場合は下に半柱の様な木を置いてからのせる、クローゼットも同じです、もしも寝る部屋の隣に有れば、開けておけば涼しさが入って来ます。板の調湿性は凄い事がわかります。外窓を開けなくても涼しいもんです。

15.天井は…今はベニヤが虫が食うので突板はつかえないので、和室は天然木か、吉野杉石膏ボード、ベニヤや突板を使うときは、柿渋にベンガラを混ぜたものをぬってからにする。

和室でない時は漆喰、石膏ボード、天然木板、中でも天然木はラドンがでないし防ぐので一番良い。

16.軒天は…漆喰が、ベスト、他には防火性から石膏ボード系になるがそうでなければ、杉板が良い、ベニヤは防虫処理すれば塗料を掛ければ30年位はもつ、が部分的には駄目なところができる。塗らないと30年が限界剝がれて穴が明いてきます。

17屋根瓦の注意点は、ただ瓦にしてと言うとスレート瓦が有りますので初めは瓦に見えますが数年で色が変わって終います、必ず三州瓦等と本物の焼き瓦を指定することです。釉薬のかかっているのは滑るので自分で乗るとき危ないので、考えてきめることです。

和瓦の施行に際してはぐしの中は漆喰の下塗りで全部施行した方が良い。わらを入れた粘土などならかなり良いがそれでも地震には効果がうすい。

以上ですが極寒地域の仕様条件ではありませんが基本的には余り変わらないでしょう、北海道のように寒風が強い場合は床下断熱は根太まで隠す必要が有ります。そもそも根太の間の発砲スチロールは断熱効果は余りありません。部屋が寒ければ床板も冷たいものです。断熱材をいれるならば防湿面のない袋にいれたものを大引きの上に乗っけて根太を打っていかないとならないだろうが、檜の厚手の板にして部分的な絨毯にした方が暖かくすっきりします。

 

2014.08.10 Sunday 10:15 | 
 | 1 / 1 PAGES |